背景・目的

2015年9月に国連にて持続可能な発展目標(SDGs)が採択されました。今後、この国連SDGsの目標を踏まえつつ、各国がターゲットを策定し、実施していくこととなります。  本ツールは、SDGsの実現に向け、国・企業・個人のあらゆるアクターが独自のターゲット目標を検討する際の一助となるよう、国連SDGsの全体像およびゴール・ターゲット間の関連を、視覚的にわかりやすく表示することを目的に作成したものです。国連SDGsにおいて互いに関連付けられている分野は何か、重要だが関連づけられていない分野は何かについて、ユーザが把握することを支援するツールです。

本ツールは、環境省環境研究総合推進費戦略課題S-11「持続可能な開発目標とガバナンスに関する総合的研究―地球の限られた資源と環境容量に基づくポスト2015年開発・成長目標の制定と実現に向けて―」(2013~2015年度)の一環として、慶應義塾大学蟹江研究室が、みずほ情報総研の協力を得て制作しました。

使い方

1. 国連SDGsの全体像の把握
「すべてのゴールとターゲットを表示」を選択すると、SDGsのすべてのゴールおよびターゲットがアイコンで表示され、カーソルを合わせると、各ゴール・ターゲットの文面が表示されます。アイコンの表示の下には、すべてのゴール・ターゲットをリスト化したものが表示されます。

2. ゴール・ターゲット間の関連の把握
ユーザが左のサイドバーに表示されているチェックボックスの中から、関心のある分野を選択、検索すると、関連するターゲットが表示されます。ラジオボタンのorを選択した場合には、選択した分野すべての関連ターゲットがすべて表示され、andを選択した場合には、選択した分野すべてに関連するターゲットのみが表示されるようになっています。

ユーザが任意記入欄に単語を入力し検索した場合には、その単語を含むターゲットがすべて表示されます。

一度検索した組合せの保存や、多様な検索をユーザが試し、それらの結果を比較することも可能です。

各ターゲットの右側(アイコンではなく、ページ下部のリスト)には、「関連ゴール」と言うアイコンがあり、ここをクリックすると、そのターゲットがどのゴールに紐づいているかが確認できます。